文責:01Trp. 阿部
05Cb. 伊藤
<Introduction>
秋まつりに出演される皆様、こんにちは。
記念すべき第4回秋祭り合奏の部日誌を担当します、01Trp.の阿部と05Cb.の伊藤です。よろしくお願いします。
今回の部日誌決めお題は「まだ暗譜に着手していない人」でした。大変申し訳御座いません。暗譜徹底致します。(元ネタ1)
ちなみに伊藤君は誕生日が直近とのことで当たってしまったようです。可哀想…。
私事ですが、現在、定期演奏会の方で2ステと3ステを兼ステしており、定期演奏会当日が命日になるのではないかと危惧しています。定期演奏会4日後に修士論文中間報告会があるのでどの道12月上旬が命日にはなります。昨年何故か定期演奏会を全ステ(厳密には違いますが)した際よりも命の危機を感じています。
ということで、次の合奏の部日誌のお題は「弊部演奏会で兼ステしたことがない人」ということでよろしくお願いします。(単一ステージ+ロビコンも兼ステに含めます。)
話は変わりますが、阿部が一番好きな吹奏楽ポップスは今回演奏するJapanese Graffiti XIVです!楽しいですよね!
2次募集がかかった際に演奏曲を見て「乗るしかない、この演奏会に」(元ネタ 2)と思い、今回出演させていただく運びとなりました。
今回演奏する4曲全ては、演奏者と聞き手のどちらも楽しめるので、本番はニコニコで演奏しましょう!
04以上の方にしか伝わらない可能性がありますが、去年の定演2ステのcamaradaくらいニコニコで行きましょう!😁🤜🤛😁(05の皆様はお近くの先輩にDVDを借りて見てみるといいかもしれません、軽い鬱なら治るかも)
ここまでで600文字以上書きましたが、恐ろしいことに未だに一切本編(指揮者指示のメモ書きなど)を書いていません。そろそろ真面目に書かないと、ファイルを閉じられたりブラウザバックされそうなので、2ページ目から本編に移りたいと思います。
一部聞き漏らしや表記ミスなどあるかもしれませんが、ご容赦ください。
<本編>
<基礎合奏>担当:伊藤
練習内容 | 指摘箇所・楽器 | 指示 |
チューニング | A.Sax | 1.1倍くらい出す |
ユニゾン練習 | Bグループ | 倍音が増えて良かった |
スケール・ハーモニー練習 | Cl. Fl. | 発音の統一 |
全体 | 音価・音程・縦に注意 |
<Paradise has no border>担当:伊藤
練習番号(小節番号) | 指摘箇所・楽器 | 指示 |
3 | 打楽器 | fで主役(他はmf) shakerのカラーを出そう(コンガやマリンバに匹敵するように) |
A- | 低音 | 裏拍がズレる |
B- | 全体 | mfとfの2つのグループがある 率直に音が大きい 旋律群(Trp. T.Sax B.Sax Hrn. Trb.)の伸ばしが聞こえる程度に調整 |
27 | Trp. T.Sax B.Sax Trb. | cresc.の始点は3拍目に統一 (以後も同様) |
D | Drums | 少し抑えめで |
直管系のメロディ | 下記譜例を参考に | |
43 | Trp. T.Sax B.Sax Trb. | cresc.の始点は3拍目に統一 (以後も同様) |
48 | 低音 | 4拍目のテヌートをもうちょっとアピール |
F | Congaのfill in | ffffで良い |
57,58 | Hr以外の金管 | Hrn.のgliss.を魅せるため、cresc.を58小節目からに変更 |
63-66 | 全体 | 階段状に cresc.していることを「分からせ」に行きましょう |
H | Perc. | 一気に落とし、98から復帰 |
H’-I | A.Sax.& T.Sax. | 一本ずつ |
J | 全体 | 最初の4小節間「頑張ったmf」から5小節目のmpへ(任せるイメージ) |
111 | 全体 | cresc.の開始→115に崩壊寸前(「うるさい」)に到達 までストーリー(cresc.の勢い?)を組みたい |
L1前 | A.Sax. Trp. Hrn. Trb. | 4拍目の休符でブレス吸いたいのは山々だが、音価をケア |
<Carpenters Forever>担当:伊藤
冒頭 | 連符組(Cl. &Sax.) | Trb.を引き立たせるくらいに |
5- | 全体 | メロディのハモリを聞きたい |
15 | Euph. | 追加 |
A | Euph. | 音量を絞らずにbroadly |
25 | cresc.はmolto and molto and moltoで | |
26 | 全音符 | f→mf |
27 | 木管関係のメロディ | 2拍目裏にアクセント |
B | Drums | 最初の4小節引く |
B | Glocken | 打撃音が強い→マレットか奏法の工夫 |
46 | Tuba & E. Bass | 音量に配慮 |
53 | E. Guitar & Tuba | 木管のアコースティック組を聞いてバランスに注意 |
D- | Euph. | 6人分くらいの音量で |
80 | Sax. | メロディの補助 |
92 | 全体 | 2拍目の四分音符を強調 |
G | Soli | 奏法や音価などを調整 |
Trb. | 2nd以下の内声の立ち上がりが遅い | |
H | 全体 | Soloを聞かせたい |
Drums | 0.6倍で | |
Tuba | 2 players | |
125 | Hrn. | fff |
140-143 | T.Sax & Euph. | 音程をケア |
162-164 | 全体 | 萎んで聞こえないようにしよう |
163-164 | 全体 | cresc.を追加 165に到達したらリラックス |
168 | 全体 | 四分休符を揃える |
<Japanese Graffiti XIV>担当:阿部
練習番号(小節番号) | 指摘箇所・楽器 | 指示 |
B- | メロディ | 11・15のGの音程が見えない |
C 1拍前 | 特に内声 | アクセントをはっきり →内声が聞こえると良いよね(特にTrb.と Euph.) |
D-37 | ドラム | 少し削ろう |
D周辺 | コンガ | 栗原「私、コンガが欲しいです!」 |
33-38 | Trb. | 各パート1本ずつで |
40- | Trp.の内声 | 発音をsolidに |
E- | 低音 | 大きくなるのが早い |
F- | 伴奏隊 | Fl. Soloが意外と早く進んでいるので伴奏隊も合わせよう |
G- | 3rd Cl. | 動きをカチカチに |
I直前 | 全体 | 日和らない |
J 2ndTime | Euph. | 音量1.4倍くらい(直管に対抗しよう) |
K | Trb. | Eの音程気をつけよう |
Mの1前 | 全体 | fpビビらない |
Mの1前 | Fl. | Fl.内で音程が微妙 |
95 | Trp. & Trb. | 3拍で消えよう |
125・141 | メロディ1拍目(Gの音) | アクセントテヌート |
172・173 | El. Bass. & Euph. | 4拍目しっかりと |
S-U | 全体 | テンポに忠実に |
210 | 全体 | cresc.しましょう →エモいよな |
<マツケンサンバⅡ>担当:阿部
練習番号(小節番号) | 指摘箇所・楽器 | 指示 |
9- | Tuba | もっと欲しい! |
13- | 金子 | 旋律追加で |
45- | Trp. | 発音をはっきりさせよう! 般若心経(お経)はやめよう |
55- | 管楽器 | 0.9倍くらい |
63- | 管楽器 | 0.9倍くらい |
87- | 全体 | 抑えよう(ただし、ビート感や動きは分かるように) |
99- | 全体 | cresc.早すぎるかも |
105- | 全体 | f |
107- | 全体 | f |
<編集後記>
早いもので秋まつり本番まで1週間を切ってしまいました。秋祭りが終わると学祭、定期演奏会と様々なイベントが押し寄せてくるので休む暇がありませんが、無理はせずに適度に休息を取るなどしてくださいね。
以下クソ長怪文書余談です。お時間ある方は読んでもらえると嬉しいです。
<余談1>(お時間ある方は読んでいただけると嬉しいです)
一期一会の出会いを大切にしよう!
弊部5年目にして最近よく感じています。というのも乗り番制を採用しているので、二度と同じバンドが編成されることがなく、演奏会ステージの全てがその場限りだからです。これまでサマーコンサート4ステージ、定期演奏会7ステージ、その他演奏会などで演奏する機会をいただきましたが、全てが異なった輝きや色彩を持っていたと思います。
それぞれの指揮者が持つ音楽的目標や合奏運営方針が異なることも要因ですが、最大かつ本質的な要因は、奏者が豊かであったことが挙げられると思います。
悲しいですが、隣で演奏していた人と二度と同じステージに乗ることが無いということがザラにあります。だからこそ、周囲の奏者や指揮者との出会いを大切にすることが重要だと思っています。そして、皆で一つの音楽に向かって努力を重ね、最高の音楽を作り上げる楽しさや気持ちよさを再確認することが大切だと思います。
今回の秋まつりや例年の定期演奏会2nd Stageはポップス曲が多く、作曲者が用意した感動ポイント(「お前らこういうのが好きなんだろ?ここで感動しろよ!!」的なポイントを指します)が少ないので、曲の感動ポイントに頼ることができない分、この人たちと演奏できて幸せだなぁという実感を持って本番を迎えられると本当の意味での音楽的感動を味わうことができるのかもしれません。
一期一会の出会いを大切にしよう!
<余談2>(お時間ある方は読んでいただけると嬉しいです)
視点を多く持とう!
突然ですが、吹奏楽とマスゲーム(組体操の強化版)は似ているところがあると思っています。
私が通っていた自称学校では、全校生徒960人でマスゲームをするイベント(参考動画) がありました。今どきマスゲームを本気でやるのは自称学校と北朝鮮だけだそうです。 20分超のマスゲームの終盤の3段タワーや4段ピラミッドは10人で行い、それぞれの大きさや形はバラバラですが、96個の集合体を遠くから見ると不思議と一体感があります。私は、これが吹奏楽にも当てはまると思っており、要するにミクロ的視点とマクロ的視点の違いです。
ミクロ的には個人やパートの技術・表現の向上を指し、マクロ的にはtuttiの技術・表現の向上を指します。どちらが欠けても音楽は成り立ちませんし、どちらか一方だけが豊かでも音楽が成り立たないと思います。
当たり前ですが、指揮者はミクロとマクロの両目線で合奏を運営しています。例えば、本来マクロ的視点を確認する場の合奏で、各セクションや声部を取り出して合奏を進めることが往々にしてあります。そのような場面で、ミクロ的視点を持った我々奏者側も合奏体を俯瞰することができれば、他声部を聞くきっかけとなり、個としての技量向上、ひいては合奏体の技量向上にも繋がると思います。
長くなってしまいましたが、音楽に対して大局的視点を持つことが我々奏者にも求められていると思います。こんなに長い駄文を最後まで読んでいただきありがとうございまし た。