2024/06/22 サマコン2ステ合奏

1. はじめに

 サマコン合奏も佳境に入り,いよいよ残すところあと 3 回の合奏となりました.本番まであと 2 週間ですので間に合わないところはもうどうにもならない段階まで来てしまっているかもしれませんが,見ておかなかったことにしましょう.

さて,本日の合奏は,明日も合奏があるということで,バンド合奏に乗っていない私が部日誌の代筆を務めています.次回の部日誌のお題は前回(6/15 合奏)の部日誌担当の方が決めるということにしましょう(よいですか?)

本日の合奏では

  1. コーラス練習(単体)
  2. 基礎合奏(以下バンド)
  3. Angels (ry
  4. ナブッコ

を扱いました.以下章ごとにまとめます.

(コーラス練習の部日誌は初かも,びっくり!)

2. 練習

2.1 コーラス練習

①発声練習
目標の確認:⺟⾳(a/e/i/o/u)の形を明確に
(コーラスは a しか使わないが他もやっておきましょう)
・発声練習①
  単⾳ aeiou 回し(C から上,下へ)
・発声練習②
  Major スケール回し(C から上,下へ)
⾳程・息の流れを意識してきつすぎない⾳を意識
低⾳部は声の響きを意識することで全体での響きの向上につながる

②コーラス練習
・さいしょ(314 アウフタクト)は D♭ major
 D♭:絶対に崩れない安定感を
 F  :根⾳と 5 ⾳の間に入る光(純正律でなくてよい)
 A♭:根⾳に対する屋根的存在
・さいごは B♭sus4 から B♭トニック(4→3)へのアーメン終止(+5 は別途)
・2 分の 3 の付点 8 分は 8 分⾳符に分割して練習(オルガンコーラス譜 9・12 小節)
・オルガンコーラス譜 12 小節目(曲通し 324 小節目)付点 2 分の間を少し開ける  あくびをするときの最初だけちょっとやってみるとうまくいくらしい
・コーラスの入りの前は 2 分の 3 で振って 313 小節で rit からの入り
 (バンド隊の流れも一応さらっておくとスムーズに入れる)
・アクセントのついた⾳は全て切る(324 のものと同じように)

毎日練習してしっかりと響きのある⾳を出せるようにしましょう

2.2 基礎合奏(バンド)

今回はチューニング中心で基礎合奏少なめに
>本当は全員と練習をしたい←真剣に対話をしておきたい
→1 人ずつの⾳を聞く回
ある人の⾳を聞いてどう思ったか(指揮者がどう思ったか)を考えて聴こう
(B♭ A G F B♭で)

・チューニング
自分の出せるとてもよい⾳でチューニングをしてどの程度ピッチがずれているのかを測る
→グループごとに,バランスを意識して
・バランス練習(♩=60)
B♭ A G F → 4 拍インターバル,tutti で B♭ 息のスピードが少し高めになっている
→強い息(スピードの高い)を入れるのではなくて太い息を意識

2.3 Angels (ry

Q1. Angels (ry をスコアを見ながら聞きましたか?何回聞きましたか?

Q2. シュトニケ「死せる魂」(ロシア語のよく分からない,送られてきた動画)を聞いてきたか? 思ったこと・感じたことは?
A2. 分類的には「印象主義的⾳楽」

<座学>

いわゆる「クラシック⾳楽」はグレゴリオ聖歌(教会での⾳楽,宗教的⾳楽)が元になっている
(聖書は元来ラテン語等で書かれている→一部の人しか読めない)
プロテスタントの発展により翻訳され,聖書を覚えることを目指すようになる
→⾳に歌詞をのせるようになる(オルガン即興曲
時系列)バロック → 古典派 → ロマン派
「何を描くか」ではなくて対象を見て「何を感じるか」を考える(印象派)それを踏まえて再度聞いてこよう

Angels (ry にもどって

印象主義的部分:281〜314 小節
イメージ:大きな板の上に乗っている,神が作った(大きさ不明)
その板がゆっくりと動き出す,最初はどこに向かっているが分からないがおそらく上に動いている
目の前には分厚い雲(⿊くはない),雲が近づくにつれて上に上がっていくスピードが上昇,体が雲の中へ,下の景色が見えなくなると同時に光が強くなる
雲が体に当たってひんやりと感じる,次第に重力が減ってくる間にどんどん上へ光が強くなるにつれて光で体が温まる
雲からふわっと出るまでもう少し,どんどん光が強くなっていく(依然もやもや)
外に出た瞬間重力からの解放,雲の外にいると気づく→視界の展開

このときに感じた直感をそのまま⾳に
但し

・雲を抜けると確信する瞬間:310 小節目
・雲を抜けて重力を感じない瞬間:313 小節目,2 拍目と 3 拍目の間
【演奏指示(楽譜からの変更)】
fff の到達点は 2 拍目の終わり(重力を感じない瞬間になる前に到達する)

何度も⾳源を聞き返してイメージを膨らませよう

【演奏指示】

[281〜]
金低
アタックは強すぎず,⾳程が見える程度低⾳群 シンコペーションはサブリミナル的に
Tp1/2
最初の mf は明確で OK(近くか遠くかわからない教会の鐘の⾳みたいに)
⾳程を狙って
1 つのみ山形アクセント気味(指揮者にも誰にも気づかれない程度のアクセント),2 つ目以降は同様に(気味であるのは変わらず)
ベルトーンだと思って出してみる(自信をもって!!!!!!!)
対策:
Step1. ⾳程の幅を覚える
Step2. 様々なアタック(ダイナミクス)で実践してみる
Ob
入ったことが分からない程度に,吹き始めもそれまで吹いていた感覚で
Fl
上同
Cl
木が鳴っている感じをもっと
Sax
小さくしようとするのは×,重たいものがいる感覚
人が増加することから cresc.をもたらす(詳細はパートに確認)
Hr
アタックやりすぎ注意
深いところで唸っている感じ,運命的な⾳

[310〜314]
All
⾳は重くして飽和するまでにする,が rit まではテンポ通りで,rit は思いっきり引っ張る

[310]
木管高は Hr からの受け渡しを意識

・オルガンのはなし
オルガンは一台でも違う⾳色が出せる,なんで?
A. 同じ⾳程の管でも材質が様々(10 種類あることも),また,空気の入れ方(調合具合)に関しても調整することで⾳色を変化させることが可能(フルートみたいな⾳も)但し,送る空気のスピードはどれも同じオルガンサウンドはこの原理からの発展その一方で生身の管楽器らしい⾳も欲しい

【演奏指示】

[314〜(328)]※アウフタクトも
直管,A.S.以外
オルガンサウンドで
Tb
オルガン寄りではあるが管楽器らしく(中間)
Tp,A.S.
メロディー,管楽器らしく

[317]
喜びの⾳型(○ ○. ● ○)四分!

[321]
進みにくい,Timp(第 2 の指揮者)と St.B.が先導者

2.4 ナブッコ

・テンポの揺らぎのはなし
メトロノームに対して常に一定であることは(基本的に)ない.但しメトロノームが本番中に演奏される場合を除く.
テンポは常に変わる

最初のコラールがそれに該当する部分.大きくテンポが揺れる部分
Tb1°がテンポ(曲頭は予備拍 1 拍の予定)

A の入りの指揮は少し変更(見ればわかる)

【演奏指示】

F
アウフタクトの付点 16 分の意識(その他歌詞に基づく発⾳の意識をそれ以降)
歌詞を記入しましょう(特に子⾳に意識を)

Arpa dʼor dei fatidici vati,
Parché muta dal salice pendi?
Le memorie nel petto raccendi.
Cifavella del tempo che fu!

[222〜]
rit せずにそのままT
重くなってもよいが指揮を見る

[141,232 とか]
横の流れになる部分の後ろは遅くも早くもならない,
メロディーと同じ歩調で

cresc.は Vn.が弦をバリバリ鳴らしている感覚

[318〜]
下降⾳型(Euph, Tub, St.B. 他)の人たちを聞く

3. その他連絡

明日も合奏です

4. おわりに

 二日連続の合奏お疲れ様です(明日は私の方が忙しい気がしますが).たまに来て合奏を見ていますが,よくできた合奏運営とその熱意に奏者が応えているのがよく伝わります.そんな話は求められていないと思うので,どうでもいい文章を書きます.

今セメ(3 セメ)の英語Ⅲで 1 年ぶりの taka(i.e.三浦隆行)との再会を果たしたわけなのですが,各所から話を聞いていると吹部の 05 今セメ taka 率が taka いらしいです.知ってるだけで他にもアカハラ被害者がいるかもしれませんが,少なくとも 10 人は確認してます.なんでこんなに多いんでしょうか? いつぞやの夜に野生の taka を発見したことは少し驚きでしたが,あの授業の異常さは受けた人しかわからないということで,ぜひとも 06 の皆さんには受けてほしいものです.1 セメの英語 I-B 以来の邂逅でしたが,全く変わっておらず,Self-Introduction のスライドはまったく同じで,なぜか知りませんが名前を覚えられていたようで,恒例の初回授業の写真撮影のときに少し笑われました.同じ教員の必修授業をとるとこんなにも気まずいんですね.今となっては慣れていますが(25 回授業を受けている),現在は生徒のプレゼンを聞く形式かつ研究テーマ発表なので内容がわからなさすぎて頭を抱えています.みゅおんってなにそれおいしいの? そんなこと言ってますが来週は私の発表の番なのでスライドを必死で作っています(作り終わってあとは原稿を暗記するだけ).質問が飛んできても英語で答えられる自信がないので自主休講したいですがそれすなわち落単なのでちょっとは頑張ります.