2021/09/05 サマコン1ステ合奏

こんにちは。02 Hrの佐藤綾音です。今まで合奏を欠席したことがない人、という名誉あ るお題で1ステ最後の部日誌担当に選ばれました。1ステ合奏全25回、合奏前日に接種し たワクチンの副反応にも打ち勝って、課外活動が再開したころからの密かな目標だった無 遅刻無欠席を達成できたので嬉しいです。日曜日の合奏は長いので部日誌のためにメモを 取るのが結構大変だったんですがミミズがのたくったような走り書きのメモを読み返して 文章にするのも大変でした、今回は実質最後の合奏ということもあって、大変ではある ものの人一倍合奏を最後に満喫しきった気がします。
さて、以下は記念すべき実質最後の合奏の内容です。重要度の判別が難しかったので、関 森さんがおっしゃったことはほとんど書いています。取捨選択は各自にお任せします。

基礎合奏

チューニング:歌でイメージを作ってその通りに楽器で音を出す。
バランス練習:音の出だしの輪郭をはっきりつくる。小さい模型が雑に作られているわけで はないのと一緒。パリアメの P のところ[61]、[62]でも応用できる。音量が変わっても質 は変わらない。
スケール:音の変わり目をはっきりくっきり吹く(アクセントではない)。もわっと入るの と、くっきり入るのと、最終到達点は同じでも評価は全然違う、第一印象が重要。 基礎合奏だと下を向く人が多いので、曲をやっているときと同じ姿勢で。基礎と曲は別物ではない。
F dur のように慣れている調はよく鳴るが、その分制御が難しい。飛び出さないように注意。どの調でも、音階の最後から 2番目の音が微妙な感じになってしまう。解決に向かう音で、曲でも重要なので、しっかり音をイメージして吹く。 E dur 同じ音なのに、最初の E は暗くて最後の E は調に慣れるからか明るい。初めから明るく吹けると良い。
ハーモニー:横の流れは良いので、もう少し音の輪郭をはっきり吹く。音量が揺れないように一定の太さで。Aグループの根音が聞こえるように。

課題曲

全体を通して、これまでやったことを復習するような形でした。主役にスポットライトが当たるように、 メロディーのときはちゃんと出る、伴奏のときは誰が主役かを考えるということを特に意識しました。 また、伴奏だけでつなげて輪郭をはっきりさせ、伴奏の土台にメロディーが乗っかるようにという練習もしました。 エール・マーチなので、メロディーはテンション高めにとのこと。

冒頭
メロディー:守りに 入ってる、躍動感を出したい。もう少しアクセントをきかせる。
全体:5小節目と6小節目のハーモニーの違いをみせる。
[A] 横の流れを意識。Aグループだけ少し長めに。Tbが出てくるところはpだけど出てきた感が欲しい。
[A]~[C] のメロディー : アウフタクト的になっている2拍目裏をしっかり吹くと力強さが出る。[C]のメロディーは最後がスタッカートだけど短すぎず決めに行く。
[D] メロディー : 16分音符もっと滑舌よく。アウフタクトでデクレシェンドするけど、Dの頭頭ははっきり。
[F] デクレシェンドで気を抜かない。だんだん密度が濃くなっていく。
[G] 99、100小節目にかけてそれぞれ2個目の音が弱い、付点8分の輪郭をはっきり。
[H] 音量はそのままで良いので、雰囲気でmpにする。土台のバスクラ・バリサクはしっかり吹く、上がった音の出だしをはっきり。
[H]’ 山をしっかり作ることでHと差別化する。
[I] 4小節目の8分走りそうなので気を付ける。3小節目は2拍目の方が長い、抜けないように。2回目の人たちはもっと決めに行く。144、146小節目のTp・Tbあたりの16分が 抜けないように気を付ける。
[J] 1小節目焦りそう、落ち着く。進むにつれて盛り上がるが、盛り上がりとともに走らないように。メロディーはフレーズの終わりをブチっと切らない。
[K] Tb・Euphの対旋律今までよりも吹く。この人たちと木管がかみ合わなければいけない、拍の頭は絶対合わせる。最後4小節のハーモニー意識。183小節目の2拍目は4分音符 の音価分ちゃんと吹く。
[L] 最後の低音群は雑味のないはっきりした音で、アクセントではあるが落ち着く。1小節目と3小節目でハーモニーが違うことを意識。
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パリのアメリカ人

全て全力でやると疲れちゃうので、頑張るところは頑張り、力を抜くところは抜くということが重要です。
[2] クラクション隊の掛け合いは最初なので落ち着いて。
[4]の前 [7]までの4回あるSax、Clの流れは、1回目より2回目の方が大きく3回目で落ち着き、4回目は盛り上がる。
[9] 6小節前からの掛け合い、歌ったときと同様に頭の音をはっきり吹く。4小節目からの激しくなるところから、[10]は落ち着いたところに戻ってくる。[9]前半の音色に戻したい。
[11] TbからTp、Sax、Flはきれいに受け継いでほしい。Tbははっきり吹くけどこけない。
[16] 3小節前の低音のメロディーしっかり。ここを出さないと[16] 4小節目のpと同じに聞こえてしまう。
[20] 4小節前から今までaccelしていたが、楽譜通り[20]から速くなる。
[20] 4小節目から8分と16分メインの人たちはっきり動き落ち着いて音を並べる、頭はアクセントなのでしっかり出る。自分が伸ばしでも誰かが裏で動いているので、伸ばしで推 進力を失わないように。それ以外の人たち3 連符の人とか裏拍から出るときは特にはっきり。
[21] メロディーが意外と聞こえないので際立たせたい、伴奏はメロディーを消さないように。メロディーとFl以外は盛り上がって[22]に持っていく。
[26] の透明感のある音色から、[27]の激しい音色にぱっと変わる。
[28] 若干ミステリアスな雰囲気。Fl,Clにしっかり受け継ぐ。
[32] 8分の連打はだんだん向かっていく。同じことを繰り返すときは後ろに行くほど強くなる。
[34]~[36] のメロディー、16分ちゃんと言えてる歌って確認。
[37] の5小節前の8分走らない。
[50] 5小節前、テンポちょっと遅くなる
[52] 2小節前、Saxがグリッサンドできる速さで。
[54] 頭はちゃんとpにする。
Grandioso メロディーがしっかり聞こえるように。3小節目からの16分のフレーズが小さく聞こえるので、しっかり吹く。
この編曲だとここは分担されてるが、オケだと1人でやってる。つながるように。メロディー以外の人たちは重くなりがち、気を付ける。
[61]~[62] 輪郭がはっきりした雰囲気p。存在感はめちゃくちゃある。頭を軽くアクセントばんってやらないことで表現。
[63] アクセントの音をしっかり響かせる。地区大会のときの勢いを思い出して。
[65] からは4小節の大きなワンフレーズ、管だと音をつきすぎて切れてしまいがちなので流れを意識。
[70] はずっと速くなるので、重くならないように注意。
[75] 6小節前からは全部16分でつながっていることを意識(Hr、Euph、B.Cl)。
それ以外の人:アーティキュレーションをちゃんと。スラーがついている前の音のアクセントをしっかり吹いてスラーを強調。
[77] 8分の人たち、出てくるときの頭の音をはっきり。楽器の変わり目(Fl→Cl→Cl)の低音でガタガタしないように。

全体的に、今回の合奏は楽器の前に歌って確認する作業を丁寧に行ったという印象です。歌ったイメージのまま楽器で吹くので、歌うときでも楽器でやるようなタンギング、息の使い方などを 心がけましょう。

1ステは最後まで雰囲気良く合奏できて私が知らないうちにギスギスしてたわけでもないはずです、本当に素敵なメンバーばかりだと思いますし、素晴らしい方々に囲まれて音楽 ができる日々を送れてとても良い夏になりました。このバンドのことを大好きになってしまったのであと数日の命かと思うと寂しいですが、残り短いからこそ全力で楽しみたいで すね。残念ながらサマコンは予定通り行うことができなくなってしまいましたが、演奏の音源はホームページに残るので、やりすぎなくらい表現を楽しんで演奏することを目標に頑 張りましょう。